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目次

弁護士の桝井妙子です。

1 NHKETV特集「誰のための司法か?團藤重光最高裁・事件ノート」の衝撃

みなさんは4月に放送されたNHKETV特集「誰のための司法か?團藤重光最高裁・事件ノート」をご覧になりましたか?(未視聴の方はNHKオンデマンドでも見られます)
1969年に提起された大阪国際空港公害訴訟では航空機の騒音に苦しむ住民が国を訴え、午後9時?午前7時までの「夜間の飛行差し止め」を求めていました。1審、2審は住民が勝訴したのですが、最高裁では一転して飛行の差し止めを求める訴えは不適法とされ、住民が敗訴してしまいました。
もともとこの事件が係属していた小法廷(裁判官5人で判断)では住民勝訴の方向でまとまっていたものの、元最高裁長官村上朝一氏による大法廷回付を勧める介入ののちにこの事件が大法廷(裁判官15人で判断)に回付され、最終的に住民敗訴の結果となったことが番組で初めて明らかにされました。当時、最高裁の裁判官を務めていた團藤重光氏(刑法・刑事訴訟法の大家です)は「この種の介入は怪しからぬことだ」と書き残しています。

2 オープン例会「誰のための司法か?團藤裁判官の残した疑問」

今回明らかになった問題を受けて、自由法曹団北海道支部、青年法律家協会北海道支部の共催でどなたでも参加可能なオープン例会を行いますので、ぜひご参加ください。

■日時:2023年7月14日(金)18:00〜20:00
■場所:札幌弁護士会館5階A・B・C + オンライン併用
   (札幌市中央区北1条西10丁目札幌弁護士会館)
■参加無料、会場参加の方は直接会場にお越しください。
■定員:会場70名、オンライン500名
■登壇者:小林亮夫 NHKディレクター    
佐藤岩夫 東京大学特任教授(法社会学)
福島至 龍谷大学名誉教授(刑事訴訟法、團藤重光研究)
■内容:NHKETV特集「誰のための司法か?團藤重光 最高裁・事件ノート」で法務省の意向を受けた元最高裁長官が大阪空港公害訴訟判決前に介入したことが明らかになった。憲法76条3項の謳う裁判官の独立を侵害し、国民の司法への信頼を大きく損なう事態である。番組ディレクター、法社会学者、團藤重光研究の第一人者とともに「誰のための司法なのか」を語り合う。

3 オンライン参加も可能

オンライン参加も可能、事前申し込み不要です。時間になりましたら以下のZoomウェビナーにご参加ください。
URL  https://us02web.zoom.us/j/87053534032?pwd=SGs0ZTBEZlVNK0hEVTZtUHNEa2lKdz09
ウェビナーID:870 5353 4032
パスコード: 570683


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