弁護士の中島哲です。
弁護士は、「法的な正解」を見つけ、問題に「決着」をつけるのが仕事です。いつも最善の未来を設計し、そこへ向かうための道筋を引こうとします。
しかし、私の家では、親が作成した設計図は、愛すべき我が子の存在によって、いとも簡単に破り捨てられます。
私の子どもには、重度の知的障害があります。彼との生活は、私が社会で学んだすべての論理や計画性を無力化する、壮大な「曖昧さ」の連続です。
NHKの朝の連続テレビ小説「ばけばけ」が始まって、ひと月が経ちました(2025年11月現在)。実を言うと、慌ただしい朝の準備の中、私はドラマ自体は見ていません。
ですが、このドラマの主題歌には、深く深く共感しています。
夫婦デュオ、ハンバートハンバートさんの「笑ったり転んだり」。あの曲が描く心の機微は、私自身の葛藤そのものです。
歌詞には、「こんなじゃダメだと怒ったり これでもいいかと思ったり」、とか、「そんなじゃダメだと焦ったり 生活しなきゃと坐ったり」とか、
私のような親の胸の内をそのまま書き写したようなフレーズがあります(出典:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」)。
この歌に込められた両極端な感情の振幅は、「なかなか先が見えない子どもの将来への不安」と、「愛する子のありのままを受け入れる気持ち」が交互に去来する、私の日常そのものです。
「もっと身の回りのことを出来るようにしなくては」と焦り、先の見えない未来に苛まれる一方で、「この子の笑顔が全てだ」と、現状を許容する自分がいる。この矛盾に、私たちは毎日毎日、静かに消耗していくのです。
さて、この激しい感情の振幅は、実は、予期せぬトラブルに巻き込まれ、ままならない状況に陥ったすべての人に通じるのではないでしょうか。
人生の「不測の事態」に直面したとき、人の心は自然と両極端に振れがちです。「このままでは破滅する」と絶望する瞬間もあれば、「もうどうにでもなれ」と投げやりな諦めに支配される瞬間もある。
感情が揺れ動くのは、あなたが人間である証拠であり、やむを得ないことです。自分を責める必要はまったくありません。
しかし、感情の振幅は自然なことであっても、トラブル自体は解決した方が良いことは間違いありません。
感情が両極端に振れている状態では、冷静で合理的な判断を下すことは極めて困難です。だからこそ、その激しい揺れの外に立ち、冷静な視点で道筋を示す第三者が必要です。
あなたが「もうどうしようもない」と途方に暮れているなら、一度、私たちのような弁護士にご相談ください。
あなたの感情の揺れに共感しつつ、私たちは冷静に、あなたのトラブルを「問題」として切り分け、解決へのルートを設計します。
あなたもどこかで、折り合いをつけませんか。
そのために、まずは私たちに、あなたの重い荷物を預けてください。私たちは、あなたの日常を守るために、共に歩みます。
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