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 弁護士の加藤丈晴です。
 2020年10月28日に、札幌地裁において、「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟の最後の口頭弁論が行われました。
 この裁判では、道内の同性カップル3組を原告として、同性婚を認めない現行民法・戸籍法は違憲であり、国会が立法義務を怠っていることは違法であるとして、国に損害賠償を求めています。同様の裁判は、東京、大阪、名古屋、福岡の各地裁でも争われています。
 2019年2月14日に、全国で一斉提訴(福岡を除く)し、裁判を進めてきましたが、各地の訴訟がコロナ禍の中で進行が停滞する中で、札幌地裁の裁判が全国でもっとも早く進み、2020年8月5日の証人尋問、原告本人尋問を経て、ついに今回結審を迎えました。
 今回の裁判では、原告、被告双方が、最終準備書面を提出し、最後の主張立証を行うとともに、私が弁護団を代表して、意見陳述を行いました。
 メディアにも大きく取り上げていただいたこの意見陳述の内容は、以下のサイトからお読みいただけますので、ご一読いただけますと幸いです。
https://www.call4.jp/file/pdf/202010/25bc7789ae9306772f9a0bb76b74f3a0.pdf
 判決は、2021年3月17日(水)午前11時に指定されました。これが全国5地裁で最初の判決となります。もし勝訴となれば、性的マイノリティの権利についての歴史的な判決となります。ぜひご注目ください!


最終弁論で裁判所に提出した署名

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