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弁護士の加藤丈晴です。

 

■ ただいま、ニューヨークに留学中!

私は、20169月(渡米は6月)より、セクシュアルマイノリティ(LGBT)の権利擁護に関わる研究のため、ニューヨーク大学(NYU)ロースクールに客員研究員として留学しています。

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客員研究員というのは、学生ではなく、単位や学位をとることはできませんが、研究室に机を与えられ、図書館など大学の施設を自由に利用でき、授業も聴講できます。私は、NYUのスター教授の一人で、同性婚訴訟に大きな影響を与え、ご自身もゲイであることをオープンにされているKenji Yoshino教授の憲法の講義や、「セクシュアリティ、ジェンダーと法」セミナーなどを聴講しました。

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授業以外にも、学生団体や学内研究機関の主催で、毎日様々なテーマでの勉強会やイベントが開催されており、興味のあるものには積極的に参加しています。ニューヨークという土地柄もあるのか、著名人が講演に来られることも多く、潘基文国連事務総長(当時)やソトマイヨール連邦最高裁判事、馬英九台湾元総統などが講演に来られました。

LGBTという研究テーマに関して、ニューヨークという土地、さらに歴史的な大統領選の前後というタイミングは、最高のめぐりあわせだったと思います。

 

LGBTフレンドリーな街、ニューヨーク

ニューヨークは、サンフランシスコなど西海岸の都市と並んで、LGBTフレンドリーな街で、街中で同性カップルを当たり前のように見かけます。NYUにも、LGBTの学生を支援するセンターがありますし、ロースクールにもLGBTの学生団体があります。また、LGBTの法律問題に取り組むNGOの本部も集中しており、この分野をリードする著名な弁護士に、直接お会いしてお話をうかがう機会にも恵まれました。さらにロースクールや研究機関も多数あるので、Facebookなどで情報を集めては、コロンビア大学など他大学の講演会やフォーラムに参加したりしています。ニューヨークは人が集まる場所なので、研究テーマを同じくする各国の実務家や研究者と知り合う機会も多く、特に中国の弁護士や研究者とネットワークを作ることができました。

 

■ 大統領選による影響も

大統領選では、LGBTの権利擁護も争点の一つとなり、これに否定的な立場をとるキリスト教右派の支持を受けたトランプ大統領が誕生すると、各地でデモが相次ぎました。私も、ニューヨークだけで40万人が参加したWomen's marchや、gay rights movement発祥の地であるStonewall Inn前での抗議行動などに参加し、アメリカという国が抱える矛盾を肌で感じました。

研究活動以外の日常生活については、またあらためて報告したいと思います。

 

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