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弁護士の桝井妙子です。

みなさんは「医療保護入院」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
今回、この「医療保護入院」をはじめとする日本の精神医療の問題点に切り込むシンポジウムがZoomで開催されます。

■「医療保護入院」とは
「医療保護入院」とは、精神保健福祉法に基づき、医療及び保護の必要性が認められれば、本人の同意がなくても家族等の同意だけで入院させられるという制度です。
基本的には主治医が医療及び保護の必要性があると判断すれば、期限なく入院が続くため、11年、27年といった極めて長期にわたってずっと入院させられ、一歩も外に出られないという方がいます。多くは統合失調症や認知症を抱えた方々です。

■退院が認められるためには
都道府県などが設置する精神医療審査会に退院請求をして、退院相当と認められれば退院が可能になりますが、この請求が認められるのはなかなか容易ではありません。札幌弁護士会には、退院請求を支援するため、弁護士が代理人として退院請求に関わる仕組みがあります。今まさに退院できず悩んでいる方には、弁護士が精神科病院へ出張相談に伺いますので、高齢者・障害者支援センター「ホッと」011-242-4165にご連絡ください。

日弁連主催の人権擁護大会で50年ぶりにこの問題が取り上げられることから、札幌でもプレシンポジウムを行うことになりました。私も代理人として活動して退院請求が認容された事例について報告します。ご関心の方は以下のチラシをご参照ください。

実施日時 9月4日(土)午後1-5時
開催方法 Zoomウェビナー
参加方法 下記のフォームから事前申込制(期限を過ぎていますがまだ申込み可能です)
     https://form.run/@ks-sien-committee-1627367670


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