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 参議院選挙が6月22日に公示されました。7月10日が投票日です。
 2019年の参議院選挙では、自民、公明の与党と憲法改正に前向きな日本維新の会を合わせた「改憲勢力」は、憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を維持できませんでした。しかし、2021年の衆議院選挙では、日本維新の会が議席を伸ばしたため、衆議院では「改憲勢力」が議席の3分の2を維持しています。そのため自民党は、今回の参院選で勝利し、2025年までの3年間で改憲の実現を目指す姿勢を明らかにしています。
 ロシアのウクライナ侵攻を契機に、国内では憲法9条のあり方があらためて問われています。平和憲法の理念だけでは国は守れないとばかりに、9条を改正して自衛隊を明記し、米国の核兵器を国内に配備する「核共有」や、敵の攻撃拠点を攻撃する「敵基地攻撃能力」を持つことも論じられています。しかしその一方で、あらためて憲法9条の存在意義を確認し、武力に頼らない平和的手段による紛争解決の道を追求することこそが国を守ることにつながるとの声もますます強まっています。
 まさに今回の参議院選挙は、この国のあり方を決めるために決定的に重要な選挙です。私たちの一票が、憲法改悪を阻止し、平和憲法を守ることにつながります。今こそ、私たちの声を国会に届けるために、選挙に行きましょう!

2022年 夏
北海道合同法律事務所一同


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