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弁護士中島哲です。

 突然ですが、皆さんは「ピタゴラスイッチ」という番組をご存じでしょうか。NHK教育、いわゆる「Eテレ」で放映されている子ども向け番組で、日用品を組み合わせたからくり「ピタゴラ装置」なんかを放送しています。平日は7時30分から5分間放映されていて、うちでは朝食後、通勤通学前に息子とこれを見るのが日課になっています。
 ところが、最近、北朝鮮がミサイル発射実験をすることがあります。たいてい朝7時前に発射されるので、発射されると「Jアラート」なるシステムで朝から家族全員のスマホが鳴り響くことになります。
 そして、この「Jアラート」が鳴り響くと、各テレビ局はこれを特番を組んで放送することになります。これ、全てのテレビ局が放送して、しかも、30分とか1時間とか、かなりの時間を割いて放映しているんですね。

 ある朝、Jアラートが鳴ってからしばらく経ち、朝食を食べ終わって、いつものようにピタゴラスイッチを見ようとテレビをつけると、何もない岬の風景が映し出されました。息子が困惑した表情を浮かべます。そう、「Jアラート」です。
 Jアラートが鳴ったので特番を組んで、30分経ってもまだその特番をやっていたのです。でも、ミサイルは日本上空を飛び越えてはるか太平洋のかなたに着弾しているので、何もない襟裳岬とかの景色をひたすら映していたのです。

 皆さんは、これ、おかしいと思ったことはないですか。
 「北朝鮮がミサイル発射実験を行いました。」この事実を伝えるのに、なぜ気象警報や地震速報と同じように字幕を流すだけでは足りず、全テレビ局が特番を組んで、しかもそれを30分も1時間も流すのでしょうか。
 ミサイルは発射段階から日本のはるか彼方の太平洋沖をめがけて発射されていることがわかっており、実際に5分程度で太平洋に着弾したことがわかっているのに、です。
 百歩譲って、NHK総合が放映するのはまあ良しとしても、なぜNHK教育でまでまったく同じ番組を放映する必要があるのでしょうか。

 息子の悲しい顔を目にしたお父さんとしては、強い憤りを覚えて、なぜなのか、調べてみました。
 そうしたところ、「国民保護法」が関係していることが分かってきました。

  (続く・・・後編はこちら

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