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弁護士の佐藤博文です。

2006年11月に札幌の自衛隊真駒内基地で起きた徒手格闘訓練死事故(被害者は沖縄出身の20歳の青年)の損害賠償請求事件について、3月29日午後1時15分より、札幌地裁で判決言い渡しがありました。
自衛隊の海外派兵・地上戦が現実化する中で強化されてきた徒手格闘訓練は、急所を素手で打撃するなどして相手を殺傷するというものです。弁護団が行った情報開示請求により、航空自衛隊では「業務事故」の半分が徒手格闘訓練だということが判明するなど、重大事故が多発しているものです。
この危険性について、裁判所は「訓練に内在する危険」と述べ、訓練自体の危険性を司法が初めて認定し、部隊の責任を明確に認めました。
自衛隊の戦争向けの実戦的訓練にブレーキをかけ、自衛隊員の生命・身体をまもる大きな力になる判決です。私のもとには、さっそく現職自衛官から歓迎のメッセージが届きました。

原告としては、国に控訴を断念させ、全国の自衛隊で多数発生している徒手格闘訓練事故の検証と中止を求めていきます。実はすでに海上自衛隊では、2008年に起きた広島・江田島基地の徒手格闘訓練に名を借りた暴行死事件を契機に、徒手格闘訓練が中止されたという経緯があります。

なお、判決後に弁護団として声明を出しておりますので、ぜひご一読ください。
声明:/news/archives/125.html

 

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